ここでは、公務員試験の受験を決めた方(文理関係なし)が、独学すべきか、スクールに通うべきか、通信で学ぶべきかについて紹介しています。
公務員試験の形式
まず、公務員試験の形式をご存知ですか?
多くの公務員試験が以下の4つの試験を課しています。
- 教養試験
- 専門試験
- 論文試験
- 面接
これら4つの総合評価で、合格・不合格が決まります。(国家公務員はこの後に、官庁訪問まで行って初めて採用されます。)
公務員試験に合格しようと思ったら、上記の4つの試験で合格点を以上を取らなければなりません。さらに、教養試験に足切りがあったり、面接の内容が酷ければ、他の試験が合格点に達していても問答無用で落とされます。
スクール or 独学or 通信教育
公務員試験の受験を決めた方が、最初に迫られる選択が勉強方法だと思います。以下の3つのどれかで迷っているはずです。
- 予備校
- 独学
- 通信教育
これ対する答えは、自分に合ったものを選ぶべきとしか答えられません。それぞれのメリット・デメリット、自分の生活スタイル、自分の性格を考慮して決めましょう。以下で紹介しています。
予備校
コスト ★☆☆☆☆
時間の融通 ★★★☆☆
中だるみしにくさ ★★★★☆
コースの多様性 ★★★☆☆
自己管理の楽さ ★★★★☆
メリット
予備校に通う最大のメリットは、中だるみのしにくさです。予備校に従っていれば勉強のリズムを崩すことはないため、中だるみしにくいです。(予備校にいっても中だるみする人はします。)
また、技術系公務員の専門試験のように、数が少ない試験にも対応している点もおすすめです。ただし、技術系公務員の中には、職種によってコースがない場合もあるので注意が必要です
デメリット
3つの勉強法の中でお金が一番かかります。仕方ありません。カリキュラムは全て予備校側にお願いして、後は習得するだけの状態まで準備してもらっているからです。ま
また、実際に予備校で授業を受ける場合、時間に都合をつけるのが困難な時もあります。特に社会人で公務員試験の受験を考えている方は、大変だと思います。
独学
コスト ★★★★★
時間の融通 ★★★★★
中だるみしにくさ ★☆☆☆☆
コースの多様性 ★★★★★
自己管理の楽さ ★☆☆☆☆
メリット
独学は、コスト、時間の融通に優れています。自分の苦手をなくす勉強されすれば良いので、実践できれば最も効率的な勉強法だと言えます。自分に合った勉強内容を自分で作らないといけないため、コースの多様性は最大です。
デメリット
独学が難しいと言われる理由が、自己管理と中だるみです。独学の場合、以下のプロセスを全て自力で行う必要があります。
- 最初に自分の苦手分野を見つける
- 苦手分野の攻略法を考える
- 実行する
予備校や、通信講座の場合1もしくは2の部分まで、カリキュラムに従って入ればできます。1,2が上手くいけば、3は意志さえあれば可能です。
しかし、1、2が上手くいかないと間違いなく中だるみします。1,2が苦手なら予備校や通信講座を利用することを強くおすすめします。逆に、1,2ができるなら、独学が一番時間的にも、金銭的にも負担がすくないです。
通信教育
コスト ★★★☆☆
時間の融通 ★★★★☆
中だるみしにくさ ★★★☆☆
コースの多様性 ★★☆☆☆
メリット
通信講座の良い点は、予備校のメリットと独学のメリットの良い所取りと言えます。通信講座の場合、自分の好きな時間に講義を視聴して学習を進められるので時間に融通が利きます。一方で、カリキュラムも設定されているため、成果も出しやすく中だるみしにくいのも魅力です。
デメリット
デメリットも予備校と独学の中間と考えられます。独学よりは圧倒的に、中だるみしにくいですが、実際に通う予備校よりは中だるみしやすいです。勉強が嫌になった時にいかに、踏みとどまれるか or 気分転換してもう一度集中力を高められるかが肝心です。また、技術系公務員などのコースを準備していない通信講座もあるので、選択肢は搾られます。
通信講教育を一部活用するのもあり
技術系公務員の専門試験対策を設けていない所も多いです。そこで、技術系公務員を目指す方は、教養試験や論文試験、面接などは通信教育のカリキュラムに任せて、専門試験は独学で勉強するという方法もありだと思います。
特に、論文試験や面接は自分で対策をするには限界があります。論文試験や面接は通信教育などで添削してもらったり、模擬面接で経験を積んだりした方が有利です。
4.まとめ
- 予備校、独学、通信教育の中で自分に合ったものを選択
- 通信教育を一部活用するという手もある