公務員試験技術職(化学)勉強広場

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技術系の公務員試験の勉強法を紹介します。職種は技術職(化学)です。一般教養は行政と技術の区分なしで、専門試験は希少な化学を専門とする方の参考になれば。

【技術系公務員(化学)】文の構成-記述試験対策

本記事では、技術系公務員(理系)を志望される方で、化学区分として受験される方向けに、記述試験での文章の書き方で注意すべき文の構成について紹介しています

記述試験における文章の書き方全般については以下を参考にしてください。

【関連記事】記述試験における文章の書き方

本記事が対象としているのは、国家一般職、地方上級を受験される方です。

開いた本とルーペ

文の構成で注意すべきことは以下です。

  1. 簡潔な表現を用いる
  2. 適切な長さの文を書く
  3. 適切な接続語を使う
  4. 指示語が指す対象を明確にする

1.簡潔な表現を用いる(文字数稼ぎ厳禁!)

文を書く際は簡潔な表現を用いましょう。下記の2文を読んでみてください。

✕「化学では物質がどのような仕組みで反応するかということについて学ぶ。」

〇「化学では物質が反応する仕組みを学ぶ。」

上の文と下の文の伝えたい内容は同じですが、上の文は下の文に比べ赤い部分余計です。赤い部分のせいで、上の文はくどい文になっています。わかりにくいです。

たとえ、文字数稼ぎしたくても、最初の文のようなくどい文はだめです。(日常では使って大丈夫です。筆者も記事中で使っています。記述試験などの文書を作成する際に、くどい文は厳禁です!)

記述試験の練習で文章を書き終えた際は、書いた後に、一文一文、より簡潔に書けないか確認してみてください。

2.適切な長さの文を書く。(句読点による区切り)

次に、適切な長さの文を書くです。要するに長ったらしい文は2つ以上に分けろということです。以下に例を示します。

✕「AとBが反応し、不安定な状態Cを経由してDが生じ、電気伝導性に優れ電気回路部品に用いられてきたが、Dは環境問題の原因となるため、代替物質Eが用いられている

〇「AとBが反応し、不安定な状態Cを経由してDが生じる反応で生じたDは、電気伝導性に優れ、電気回路部品に用いられてきたしかし、Dは環境問題の原因となるため、代替物質Eが用いられている

上の表現と下の表現を比べると、文を分けた下の表現の方が、わかりやすいです。上記の例では読点で区切ることを注意しましたが、句点で文を区切ることも忘れないようにしましょう。

3.適切な接続語を使う

続いて、接続語の使用です。適切な接続後を使うことでも、文が引き締まります
以下に例を示します。

✕「極性分子には分子内で電荷の偏りがある。無極性分子には分子内で電荷に偏りがない。」

〇「極性分子には分子内で電荷の偏りがある。一方で、無極性分子には分子内で電荷に偏りがない。」

良い例と悪い例の違いは、2文目に接続語を置いているかどうかです。例で出した2文の関係は、対比です。

悪い例では、2文目を最後まで読まなければ、対比とわかりません。しかし、良い例の場合、2文目の文頭に、対比であることを示す接続語を配置することで、1文目と対比の関係であるとを、読み手に事前に知らせることができます。

これは、接続語後に続く文と前の文の関係を、文頭で教えてくれるからです。このように、適切な接続語を配置することで、読み手にとって、理解しやすい文章になります。

4.指示語が指す対象を明確にする

最後に、指示語の使用です。適切な指示語を使うことでも、文が引き締まります

「学校などで、指示語はできるだけ文章中で使うな」と指導された方もいるかと思います。(筆者もそうでした。)しかし、指示語を上手に使うことで、読みやすい文章になります。

まずは、例です。

△「AとBを混合し、100℃で30分加熱してCを加え2時間撹拌する。これを使って作製したDは有用な有機材料である。」

〇「AとBを混合し、100℃で30分加熱してCを加え2時間撹拌する。この方法(本方法)で、作製したDは有用な有機材料である。」

上の文は悪くはありませんが、下の文の方が、指示語が示す内容が明確です。

「これ」のような名詞の指示語を使うより、「この~」のように、指示語が示す前文の内容を、一言で置き換えた言葉を使う方が親切です。(もちろん、状況に応じて「これ」がふさわしい場合もあります。)

以下によく使う指示語の例を示します。

良く使う指示語の例
「この反応」、「この条件」、「この方法」、「この技術」、「この物質」、「この溶液」、「この数式」「本反応」、「本条件」、「本方法」、「本技術」、「本物質」、「本溶液」、「本数式」

5.まとめ

  • 簡潔な表現を用いる(くどい文を書かない)
  • 適切な文の長さ
  • 接続語を使う
  • 指示語が指す対象を明確にする