公務員試験技術職(化学)勉強広場

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技術系の公務員試験の勉強法を紹介します。職種は技術職(化学)です。一般教養は行政と技術の区分なしで、専門試験は希少な化学を専門とする方の参考になれば。

【技術系公務員(化学)】専門試験の勉強法:有機化学

本記事では、技術系公務員(理系)を化学区分で受験される方向けに専門試験対策として、有機化学の、勉強法とおすすめ書籍を紹介します。想定しているレベルは、国家一般職、地方上級レベルです。

化学区分で受験される方のための、専門試験の全体の勉強法は以下で紹介しています。

【関連記事】専門試験の勉強法:全体の流れ

色素を溶かした溶液の後ろに構造式

はじめに

有機化学では、有機物の構造、性質、反応を取り扱います。高校の有機化学を、発展させた内容です。(もちろん高校で学んだ有機化学よりは難易度は高い。)

勉強の方針

有機化学を勉強する上で最初にすべきことは、公務員試験で出題されやすいポイント有機化学全般の基礎を押さえることです。(過去問演習、スー過去化学)

その後、基礎知識の運用法や、詳細な知識を肉付けしていけば、効率的に公務員試験の有機化学を攻略できます。(有機化学の参考書、演習書)

勉強法

ここからは、具体的な有機化学の勉強法について紹介します。

1.過去問の入手と分析

有機化学に関わらず公務員試験の勉強を始めるにあたりすべきことが、過去問分析です。過去問の入手が可能なら過去問分析を始めにしましょう。

公務員試験の勉強で過去問分析を最初にすべき4つの理由

過去問分析の方法については以下を参考にしてください。

専門試験(化学)の過去問分析で絶対すべき5つのこと

2.技術系スーパー過去問ゼミ化学を用いた勉強

次にすべきことが、スーパー過去問ゼミ化学を用いた勉強。スー過去化学には、公務員試験で出題されたら確実に正答すべき問題が集められています。有機化学のみだけでなく、まずはスー過去化学を1冊解きましょう。

スー過去化学を用いた勉強法

3.薄い書籍で知識の吸収

スー過去化学を終えたら、有機化学の勉強スタートです。

まずは、有機化学各単元の基礎知識思考法知ること。使用すべき書籍は、有機化学全分野の基礎知識を網羅した薄い書籍です。これを一度最後まで読み切りましょう。

あくまで目標は、各単元の基礎知識と思考法について知ること。この時点で、有機化学の問題全てが解けるようになっている必要はありません。

4.演習書の活用

薄い書籍を読み終えたら、あとは演習です。演習を通して、基礎知識の使い方新たな知識の吸収を行います。使用すべき演習書は、解説の充実した演習書です。

初見で解けなくて大丈夫です。最初はわかりません!!解説を読んで理解しましょう。理解できたら、翌日以降で、もう一度同じ問題を解きましょう。

※ここで演習を効率的に進める方法を紹介しておきます。それは、公務員試験の過去問分析で出題傾向の高い問題を重点的に解くことです。明らかに出題されない問題は、解く必要はありません。

+α.有機化学を得点源に

演習まで終えれば、十分な気もしますが、有機化学を得点源にする工夫も記載しておきます。

この段階になると、必要なのは、苦手の克服詳細知識の吸収です。ここで、必要となるのが、分厚い有機化学の書籍です。 使用法としては、問題を解く際に、疑問に思ったことを調べる辞書代わりに使いましょう。暇な時間にパラパラするのもok。

おすすめの書籍

有機化学の勉強に使用する、おすすめの書籍を紹介します。

基礎知識を勉強するためのおすすめの薄い書籍

『ビギナーズ 有機化学 第2版』

この本は、有機化学の全分野の基礎知識がわかりやすくまとめてあります。この本一冊で、有機化学の全分野の基礎知識を時間をかけず身に付けられます。毎日読めば、1週間程度で、読み切れる量です。1週間程度で、有機化学全般の基礎知識が身に付くので、有機化学の導入としては非常に優れていると思います。

『ベーシック有機化学

筆者は、有機化学の基礎知識を『ビギナーズ有機化学』で学びましたが、 『ビギナーズ有機化学』同様におすすめの書籍がこの本です。この本でも、有機化学全般の基礎知識がわかりやすくまとめられています。この本を読んだ後に、演習書を使って勉強すれば、良いと思います。この本も厚みはなく、毎日読めば、1週間程度で読むことができます。最初は、上の『ビギナーズ有機化学』かこの本のどちらかで、勉強すればよいでしょう。

おすすめの演習書

有機化学演習ー基礎から大学院入試まで』

この演習書の最大の魅力が、問題に対する解答だけでなく解説がしっかり記載されていることです。そのため、自力で取り組める演習書です。

また、各章の演習問題の前に、重要事項付随した例題が紹介されています。これが基礎知識の肉付けに役立ちます。薄い書籍では記載されていない知識も掲載されているので、ぜひ一読してから演習問題に挑戦してください。

国家一般職や地方上級レベルなら、全ての問題を解く必要はありません。過去問の出題傾向、形式、自分の苦手分野を考慮して、必要な箇所のみ解き実力をつけましょう。

さらに、地味にありがたいことが、解説が充実しているにも関わらず、サイズがB5サイズで厚みもないため、持ち運びに便利です。どこにでも持ち運べて、隙間時間に勉強できるので筆者も重宝しました。

辞書代わりに使うおすすめ書籍

『マクマリー有機化学 上中下』

化学系の大学生で知らない人はいませんね。持っている方も多いと思います。各分野、細かな内容まで網羅されています。(筆者も辞書代わりに見ていました。)公務員試験勉強の際の、辞書には最適です。最初から読むことはおすすめしません。

高分子化学のおすすめ書籍

『高分子材料化学』

有機化学の問題では、高分子化学の問題も出題されます。高分子化学は基礎的なことさえ覚えていれば、得点できます。この本一冊で、公務員試験に出題される高分子化学は網羅できます。厚みもないので、毎日読めば1週間で読み切れる量です。

です。

おすすめしない勉強法

大学の講義などで、有機化学の教科書を購入された方は、わかると思いますが、有機化学のテキストは分厚いです。

分厚い教科書を最初から読んでいたら、有機化学だけで数か月かかります。非効率的です。分厚い本をメインにした勉強は、公務員試験の勉強という観点では不適です。

まとめ

  • 薄い書籍で基礎知識を吸収
  • 演習書を活用して知識の定着
  • 得点源にするためには、分厚い書籍を辞書代わりに使用

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